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土地探し(その2)

実家から、彼の住む部屋にお嫁に行った私は、1人暮らしの経験がなく、不動産やさんとおつきあいしたことがありませんでした。

今回、那須での土地探しが、初めての経験。半年強の土地探しの間、たくさんの不動産やさんとおつきあいすることになりました。なんだか不動産やさんて、ちょっと怖いイメージがあるのですが、いろんな方とおつきあいして、ほんとに勉強になりましたし、とても楽しかったです。

まずは新幹線駅前にある、不動産やさんから。担当してくれた女性は聡明で、信用できるタイプだったものの、私たちのイメージする物件は、彼女の範疇ではなかった様子。その後、適当に車を走らせ、目についた不動産やさんに入り、土地を見せてもらう、ということを続けました。だんだんに、那須で土地を買うにあたって、気をつけなければいけないポイントなどもわかってきました。

1.できれば町営水道の使えるところが好ましい。一部の地域で産廃問題があり、井戸水を使っている場合、将来的にわたって水質変化の心配がある。

2.一軒茶屋、広谷地、を境に、降雪量がかなり異なるとのこと。(一軒茶屋上:積雪量多い、広谷地~一軒茶屋:時に積雪あり、広谷地下:ほとんど積雪なし)高度が高ければ、夏は涼しいわけで、那須でのライフスタイル次第で、自分にとっての適切なエリアが決まってくる。「那須おろし」という強風も覚悟が必要、とのこと。(私たちはまだ実体験なし。)

3.牧場の匂い。那須は酪農がさかんで、牧場が多い。通年ではないものの、場所によっては、牧場の匂いが気になるところもある、とのこと。

4.周囲の環境。別荘地か、一般の住宅地か、によって環境は大きく異なる。別荘地の場合、毎月、管理費がかかる場合があることは考慮にいれなければならない。また、近隣の住人が別荘族か、地元のひとか、というのも、実際生活への影響は大きいことが予想される。

5.駅、バス停、お店、病院、学校などからの距離。これは、それぞれのライフスタイル次第ではあるものの、将来、土地を売りたい、ということになった場合、売りやすい土地とそうでない土地に分かれてしまう、ということを考慮にいれておくべき。

ということで、最終的な私たちのリクエストは、

・町営水道が使えること
・新幹線の駅から車で30分以内
・管理費のかからないところ
・あまり積雪のないところ
・近くに永住の家があること

にまとまってきました。あとは、広さと予算。広さについては、当初、150坪程度、と考えていましたが、田舎で土地を見ていると、もう少し広いほうがいいかな、という気持ちに。土地の値段というのは面白くて、広くなるほうが単価がさがったりもするのです。

ローンもなるべく最低限におさえたかったので、予算も結構渋めで、条件としては、厳しかったと思います。結果的に、地元の不動産やさんと親しくなり、地主さんとの直接取引き、というかたちで、ほぼ、希望の条件の土地を手に入れることができました。

土地購入のセオリーとして「地元の値段で買う」ということが大切だそうです。那須のようなリゾート地では、東京の業者が、+αの価格で取引している土地も多く、実際、予算内で買えたとしても、将来、売ろうとした際にはかなり苦労することになる、とのこと。地元の値段で土地を買うには、まずは、地元の不動産やさんを見つけることから、です。

食べ物屋さんやカフェなどで、地元の情報収集したりするのも、楽しかったです。

投稿者 sunameri : 2004年10月21日 23:55

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