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年季

今日は彼の実家、私の実家にご挨拶に。お昼の部、夜の部それぞれ、家族とおせちをいただいてきました。

私もお重につめたおせちを持参、主婦大先輩の面々に「たのもぉー」と道場破り状態。(笑)
見た目はばっちりだけど若干塩がききすぎた伊達巻はご愛嬌♪とかエクスキューズ付の私のおせち、大先輩のおせちに比べちゃうと、まだまだひよっこなこと、歴然。

特にうなったのがおにしめ。私のも(そこそこいけてる♪)と思っていたのだけど、おねぇさんや、母のおにしめと食べ比べちゃうと、なんとも色あせてしまうのでした。甘いとか、辛いとか、具体的にどう違うかを言い当てるのは難しいのだけど、「おねぇさんのおにしめ」「母のおにしめ」それぞれの存在感、かなわないなーという感じ。これが「年季」かなぁ、と。うちの家族も悪乗りして、1歳半の姪っ子に、私のおせち食べさせてみよう!とか。子どもは正直なので、おいしくないとぺいっとするの。おにしめ、にこにこ食べてくれたときは、心底ほっとしたよぉぉぉ。(涙)

自分では「甘さ控えめなさっぱり黒豆♪」と自信作だった黒豆も、母のと食べ比べてみると、なんだかちゃらちゃらした(意味不明)黒豆に思えてきました・・・。ぅぅぅ。

母からは「伊達巻も3,4本作れば上手になるわよー」と言われたものの、伊達巻って、お正月でもないと、そうたくさん食べる気にならないよねぇ。上達のチャンスは1年に1回、結構厳しいよねぇ。

お料理に限らず、最近、大きいなぁ、と思うのが「時間の価値」。半年、1年とコツコツつみあげてきたこと、母のお料理なんて数十年の年季、こういう時間が放つ圧倒的な存在感って、ほんと、かなわないなーと思います。だからこそ、私も、毎日の積み重ねを大事にしなきゃ、と思うのだけど。モノがあふれる時代だからこそ、こういう価値って、これからますます重要になってくるはず。

5年後、10年後のおせちに請うご期待です!(笑)

投稿者 sunameri : 2006年01月02日 22:36

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