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風まかせ

昨日の雨で、イエの周りの雪、融けるかと思いきや、しゃりしゃりのシャーベット状態。車、はまりまくり。ハンドルとられまくりで、泣きそうな気分。昨夜、死ぬ思いでイエに戻りました。

で、今朝、5時起き。パジャマの上にセーターを着て、庭へ。車で出動できるかどうか、長靴で、チェック。シャーベットの表面はガチガチに凍結。昨夜よりはマシかな。行けそう、でも、怖い。うー、でも行きたい!

ということで、またまたハンドルとられまくり、早朝から田んぼに落ちたら悲劇だなぁ、と哀しい妄想をふくらませつつ(って案外余裕あるじゃん。笑)、なんとか出動。高速にのった時点で、ほっとひと安心。

で、そこまでして、早朝、出動したのは、この↓ためでした。

じゃじゃーん。熱気球。それも、超特大版!(だそうです。)

冒険家のお2人が、熱気球で太平洋を横断しようとしています。去年1月のチャレンジでは、飛行を断念、茨城沖で緊急着水したそうですが、また、来年のチャレンジに向けて、準備を進められているそうです。

熱気球太平洋横断プロジェクト
http://www.fujinon.co.jp/jp/article/balloon/

親しくしていただいている企業さんがこのプロジェクトの協賛をされている関係で、私も声をかけていただきました。こう見えて自然派(みたまんま?笑)な私としては、行かずにはいられません。

全長数十メートルという気球、生地の状態でも、すごい大きさです。河川敷に広げられた気球に空気が送り込まれて、だんだんふくらんでいく様、巨大なイモムシ、ナウシカにでてくるオウムみたいなの。これがねぇ、風にあおられて、ゆらーりゆらーりする様、ほんとに生きているみたい。

左:風を送ってふくらませた気球の内側。なんだか人体っぽくない?
右:ふくらんだ気球に、バーナーで熱を送って、イモムシがだんだん起き上がっていくのです。

このバーナーの炎がまたでかくて、怖いのです。怪獣が口からはくような感じ。ボォーーッとすごい音がするので、炎がでるたびに、思わず、後ずさりしちゃう。でもね、だんだん、気球が起き上がっていく様子、とっても感動的。

熱気球って、浮かんでいる様子しか目にする機会がないと思うのだけど、とても興味深かったのが、降りてきてから片付けるまでのこと。

降りてきた気球、ふわりふわりしているのを、ロープをひっぱって、固定しようとする様子。「大きな蕪」のお話を思い出しちゃうような光景。

でもって、人海戦術で気球の空気を抜いていきます。

2回目は、風にあおられた気球が脇にとめてある車にひっかからないように、みんなで、防御。折りたたみに私も参加しましたが、ほんとに生きてるみたいな動きをする気球の生地にからまれ、からまれて、怪獣におそわれているような体験をしました。(大汗)

片付けをしながら、クラブのみなさんにお話を伺ったりしたのですが、熱気球、とにかく風任せで、そこが楽しくて、難しいものなのだそう。私はダイビングをするので、ちょっぴり似ているところもあるような気がしました。海も、とーっても素敵だけど、怖いところ、とか。カタチのない、大きな力に抱かれる心地よさがあるけど、自分ではどうにもあらがえないときの怖さったら、もぅ言い表せないし。

改めて、自然に遊ぶのっていいなぁ、と思いました。
って、那須での暮らし自体、かなり、自然と遊んでるんだけど。(笑)

帰りがけに、冒険家の神田さんにもご挨拶させていただきました。

神田道夫さん
http://skynet-1.com/skyleisure/10.html

いいお歳のおじさん(失礼!)なのですが、好きなことやってらっしゃる方特有のキラキラした眼差しがとても素敵です。これからのご活躍、応援しています~。

集合が早かったこともあり、お昼前には解散。せっかくなので、ちょっと寄り道して、益子へ。ギャラリーをいくつかのぞいて、スターネットさんでランチをいただいて、帰ってきました。器病(!)の私にとって聖地とも言える益子、子どもの頃、遠足で行った以来だったのですが、あまりに子ども時代の記憶と街並みが違っていて、びっくりしました。次回はゆっくりギャラリーめぐりをしたいなぁ。

と、思えば、私も風まかせな1日でした。ふふふふ。

投稿者 sunameri : 2006年01月15日 21:55

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