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満タン

ひさびさの徹夜明け。たまに意識が飛んでいたようで、原稿、読み返してみると、よっぱらいのおしゃべりみたいなのがでてくる・・・(汗)。ま、締め切りの時間にはなんとか間に合わせました。

モノヅクリって、あーでもないこーでもないと仲間うちで相談しながら、こんな風にがーっと集中して、で、やっとカタチができてくる、そのプロセスが大好きです。最近は、基本的にひとりで悶々と考えて、悩んで、えいやっとまとめるパターンが多いので、(ちょ、ちょっと落ちるわ・・・)と寝息をたてている仲間の横で、チャカチャカキーボードたたいたりするの、妙に嬉しかったなぁ。

今回の件も、当初の予定よりも、ずっぽり入らせてもらって、いろいろ提案させてもらったり、相談している中でもやもやと隠れていた本当の意図が理解できたり。「ここお願い」「はい納品」みたいなの、サラリーマン時代からどうしても苦手で、ついついのめりこんでしまいます。ともすれば、他の担当者の領域侵犯で問題を起したりしてたなぁ。あーあ、これが私のパターンってこと。きゃきゃ。

9時過ぎにイエに戻り、お風呂にはいって、ベッドへ。しばらく本を読んで、眠って、また本を読んで、夕方には完全復活、映画の試写にくりだしました。

試写最終日だったので、ちょっと早めに試写室に到着したのですが、あいにく私の前のヒトで、補助席含めていっぱい、とのこと。ちぇ。

で、予定変更。「正義」とか「良心」とか、最近、ちょっと足りない感じがしてきていたので、補給に。(笑)


「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」
監督 : マルク・ローテムント
出演 : ユリア・イェンチ、アレクサンダー・ヘルト

私のヨーロッパ初上陸の国はドイツ。何度か出張で訪れたこともあって、私にとっては、ヨーロッパのなかで比較的近い国。ヒトラー独裁政権下のドイツを舞台にした作品が、今なお、こういうカタチで発表され続けることに、なにかこうかなわないなぁ、という気持ちさせられます。

正義、良心、信念、尊厳、と、日常に埋もれてしまうと忘れてしまう言葉たち、たっぷり補給できました。小さな迷いが消えちゃうような、しっかり!自分!と、とても励まされる作品です。私のすごーく好きなタイプ。今日はこういうのを観たかったんだよぉ~と、小雨の中、にこにこ帰ってきました。

悩ましいこともいろいろあるけど、まだまだがんばれるな。日々脱力してるほうが、人間、タフになるのかな。

投稿者 sunameri : 2006年01月31日 21:54

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