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むずかしいからこそ

春野菜のメニュー・レシピを、というおシゴトをいただいたので、食材、なにがあるかなぁ、とスーパーへ。山菜もちょこちょこ置いてあるものの、中国産の水煮ばかり。ちょっと前に直売所で「ふきのとう」をみかけたので、明日はあさいちで直売所にいってみようと思ってます。うちの周りでも「たらの芽」などみつかるのだけど、締め切りまで時間がないので間に合わないなぁ。残念。

お料理教室などでも、なるべく旬のおいしい野菜を使いたいと思うのだけど、先に食材のテーマが決まっていることも多く、いつもタイミングがあうとは限りません。有機野菜を扱うお店の方と知り合う機会があり、相談したことがあるのだけど、「そのときおいしい野菜で料理をするのがプロでしょ。」と一蹴。ほんと、その通り。

特に印刷物などは、撮影時からお客さんに届くまでのリードタイムがあるので、旬を扱うのって結構難しいのです。少量しか生産できない野菜などが、経済的に淘汰されていっちゃうのも、根っこは同じ問題と思います。だけど、こういうことこそ、デジタル技術やネット技術で、救えそうな気がしてます。デジタル化のおかげで印刷物などのリードタイムも短くなるし、ネットのおかげで、生産者と消費者の距離は、これからどんどん縮まるはず。なんだかわくわくするなぁ。

これからますます情報やモノがあふれていく中で、小さいこと、弱いこと、含めて、他にないこと、ユニークなことこそ、価値がでてくるはず!と思っています。大きいもの、強いものに乗っかっていくのって、経済的にも楽だし、自分も大きくなった気がして気分もいいのだけど、そうじゃない世界に惹かれちゃってる以上、なんとか「こんなのもありでしょー」と言えるようになりたいなぁ。

といいつつ、私の目の前にはまだまだ課題山積。もっともっとがんばらなきゃだなぁ。

投稿者 sunameri : 2006年02月12日 18:24

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