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対価

那須のイエの哀しいネット環境問題はちょっと横においといて(笑)、オンラインバンクにはほんとに助かっています。というのも、振込みしようとしても、一番近い銀行も郵便局も車で数キロ走らなきゃ、な状況です。銀行口座も、整理はしているもの複数あるのでこまめに残高の確認もしなきゃだし(今はどー考えても収入より支出が多いので油断できない。汗)で、自宅のPCでおおかたのことができるのは、とても便利。

でも、オンラインのサービスって、銀行によってかなりバラつきがあるのも事実。

サラリーマン時代、給与口座としてメインにつかっていた某都市銀行、1回あたりの送金金額が10万円以内と決まっている上に、毎回手数料が数百円かかります。ちょっと大きなお金を動かそうとすると、千円くらいあっという間にかかっちゃう仕組み。普通の感覚だと、ありえないよねぇ、この価格設定。正直、もうこの銀行とおつきあいしていく理由もないのだけど、いろんな引き落としの変更手続きを考えるとめんどくさくて・・・。

今って、なんでも安いほうがいい!みたいな雰囲気があって、実際、安くてもそこそこいいものが手に入る時代なんだけど、一方で安くていいもの提供するために、必死になってるヒトがいるってことで、それって世の中全体で考えたときに、ほんとにいいことなのかな、と思うことがあります。安くてそこそこいいものが手に入るから、すごくいいものだけどそこそこお値段のするもの、買わなくなります。で、いいもの作るヒトが食べていけなくなっちゃう。結果的に、ほんとにいいものが欲しいとき、それを作るヒトがいなくて、私たちはそこそこでがまんするしかないの。
ちょっぴり得した感を味わうだけで、作るひとも買うひとも、結果的には誰もハッピィになれないのって、なんだかさみしいよねぇ。

で、ふだんのお買い物でも、いいシゴトをしてくれるヒトには、きちんとした対価を払いたいと思っています。いいモノ、いいサービスを提供してもらい続けるための、応援の気持ちも含めて。
おいしいパンやさんがあれば、足をのばします。(単に食いしん坊なだけか。笑)
スーパーの帰りだってわざわざお肉やさんに寄ります。
例えば、本。なるべく買います。"売れる本"しか売られない世の中になったらさみしいなぁ、と思うから、マニアックな本こそ、ハードカバーで買います。作ってくれたヒトへの感謝の気持ちをこめて。(笑)

で、オンラインバンクの話に戻るのだけど、送金手数料がかかるのはわかるけど、勝手に送金制限かけておいて、そのたびに手数料とるなんて(それも結構高いし)、やっぱり納得できないなぁ。どう考えても数百円分のサービスを受けたと思えないもの。

ということで、めんどくさいとかいってないで、ちゃんと「NO」の意思表示しなきゃ。確か、銀行口座を閉めるのって、店舗に行かなきゃなんだよねぇ。うぅぅ。

投稿者 sunameri : 2006年02月27日 21:09

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