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ロスト・イン・トランスレーション

数年前にバージンスーサイズでしびれて、先日、マリー・アントワネットを観て、ソフィア・コッポラ大好き!と再認識。見落としていた作品があるのに気づき、さっそくDVD借りてきました。

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ロスト・イン・トランスレーション / Lost In Translation

監督・脚本 :ソフィア・コッポラ
出演 :ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン

カメラマンの夫に随行してさして目的もなく東京にやってきたシャーロットは、街にでても興味を持てることも見つからず、虚ろな毎日を送っている。CM撮影のために東京にやってきた俳優のボブもまた、スタッフとのコミュニケーションに歯がゆさを感じながら、帰国日を待ちわびる日々を送っている。そんな2人が出会い、東京の街に繰り出し、やがて心を通わせてゆく。

大きな展開もなく、淡々と綴られてゆくストーリーを彩るのは、独特の色合いで描かれる東京の風景。見慣れているはずなのに、外国の景色みたいに感じるのは、きっと、シャーロットやボブの視線を通しているから。異国の地にいる心細さが、自分をちっぽけに感じる気持ちを増幅する感じ、あ、私だけじゃないんだ、とちょっぴりうれしかったりして。

やわらかいココロだからこそ痛みがあるってこと、思い出させてくれる作品です。

投稿者 sunameri : 2007年02月12日 20:11