« 淡々と | メイン | 親子ふれあいクッキング »

愉しい非電化

東京への往復を新幹線から普通電車にしたら、本をたくさん読めるようになりました(喜)。ちょっとおしりは痛くなるけど、楽しい本がお供ならぜんぜん苦にならないのです。

で、最近読んだ本の中で面白かったのがこちら。

愉しい非電化」 洋泉社 / 藤村靖之 著
愉しい非電化

最近、耳にすること、目にすることの多い「地球温暖化」という言葉。環境に対する意識を高めるのはいいことだと思うけれど、電化製品に囲まれた便利な生活をしながら「CO2を削減しなきゃ!」とか言うのはちょっとおしりがむずむずする感じもあります。

で、非電化製品のアイデアが紹介されるこの本、とても興味深く読みました。掃除機とほうきのエネルギーを比較したり、モンゴルで非電化の冷蔵庫を設置したりと、えーそんなのありー?!とびっくりするようなお話がたくさんでてきます。最初はびっくりする話もよーく考えてみると、こっちのほうが自然かな?と思えることもあったりして、文体は軽いのだけど、なかなか読み応えがありました。

最近食料自給率の話題もよくのぼりますが、エネルギーについても同じことと思います。自給率の話、生産側が注目されがちだけれど、使い方側から変えることもできるはず。電化製品のない暮らしに戻ることはできないけど、電気というエネルギーがどんな風に作られて、私たちのもとに届くのかを知れば知るほど大事に使わなきゃと思うし、そのためにもっともっと工夫したり、知恵をしぼったりしなきゃと思います。やっぱり食べ物の話とすごく似てるよねぇ。

自分の暮らしがどんなふうに支えられているかということ、一緒に考える仲間がどんどん増えるといいなぁ、と思っています。暮らしを支えるエネルギーについて、もうちょっと踏み込んだ活動をしていきたいと思っています。

投稿者 sunameri : 2008年03月07日 23:50

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sunameri.com/bukubuku/cgi/mt/mt-tb.cgi/453