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朝いちばんで松本民芸館へ。12月後半の平日ということもあって、貸し切り状態。いろいろ説明いただいて、のんびり見学。

松本民芸館 松本民芸館

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美しいものが美しい
では何が美しいかと申しますと
色とか模様とか型とか材料とか色々あります
その説明があって物を見るより無言で語りかけてくる物の美を
感じることの方が大切です
何時何処で何んに使ったかということでなく
その物も持つ美を直感でみてください
これはもとんど無名の職人たちの手仕事で日常品です
美に国境はありません

丸山 太郎

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いつの間にか身近なモノを大切に思う気持ちが薄れてしまっているようです。暮らしの中で使う道具、モノたちに対して、もっともっと愛情をもって接してあげなきゃ、とじんわり。

帰り際、

「2階で北アルプスの山並みを見てきましたか?」

と声をかけられ、しばしおしゃべり。

「山が見えないと、松本もただの田舎ですからねぇ。」

なんて(笑)。いえいえ、例え山が見えなくても、魅力ある街だと思います!とかなんとか言ってるうちに、

「碌山美術館もいいですよぉ。駅から自転車借りるといいですよぉ。」

と薦められ、あっという間にその気になって、松本から長野にでて善光寺でお参りしてさくっと帰ろうと思っていた予定を急遽変更。松本から大糸線で穂高に向かうことに。

昨日見ることができなかった北アルプスの山並みもきれいに見え、小さな電車にことこと揺られてすっかり旅気分。

穂高駅に到着して、駅前で自転車を借りて、いざ出発。風はちょっと冷たいけれど、日差しはぽかぽか。自転車をこぎだすなり、うーん自転車日和!とにっこり。

碌山美術館 碌山美術館
碌山美術館 碌山美術館

碌山美術館にも、しずかな、穏やかな時間が流れていました。

作品をみていたら、ちょうど12時の鐘が鳴り始めました。なんともアナログな、あたたかな時報。今日の鐘の音、今日一日の思い出とセットでこの先ずっと覚えているだろうな。

次は安曇野絵本館へ。

自転車だと30分くらいかかりますよ・・・と言われたものの、30分くらい平気平気!なんてたかをくくっていたのが大間違い。途中からゆるやかな上り坂が続く続く・・・息が切れてひぃひぃしていたところにカフェをみつけて、一時避難。あたたかなカフェオレでひといきついて、大阪から安曇野にいらっしゃったというオーナーとしばし田舎暮らし談義で盛り上がり・・・楽しいひとときのおかげで充電完了。再出発!

途中、立ち寄った絵本美術館・森のおうちは臨時休業・・・

「せっかく自転車で来てくれたのに、ごめんなさいねぇ。」

と声をかけられ、かえって恐縮。いくらいいお天気とはいえ、この時期に自転車でこんなとこ(すでにかなりの山道)まで来る人、いないよねぇ(笑)。

気をとりなおして、だいぶ急になってきた上り坂をひたすら進む進む。はぁはぁはぁ・・・(息があがっちゃう)

(せっかくのオフなのに、なんでこんなハードな過ごし方してるんだろ?)

という疑問が頭をよぎるけど、そんな思いは消して消して!

やっとの思いで到着した安曇野絵本館、非情にも「close」の看板。がっくし。

那須と同様、安曇野も12月頃から冬眠に入るお店が多い様子・・・でもでも、この先はもう下り坂だけだし!気を取り直して、レッツゴー。

この上り坂を登っても冬眠中かもしれない・・・と覚悟を決めて向かったギャラリー「BANANA MOON」さん、「open」の看板が見えた瞬間、うれしさよりも先に「え?開いてるの?」とちょっとびっくりしちゃった。でもでも、おかげさまで楽しいひとときを過ごすことができました。

本当はお昼も食べたかったのだけれど、一気に駅に向かえば予定していた電車に乗れる!と下り坂をひた走り、駅へ。自転車を返しにいったら、

「わ、時間通りでしたね!」

とほめられました(嬉)。

14:40松本行きの電車に乗って、長野にでて、長野新幹線、東北新幹線と乗り継いで、無事に那須まで帰ってきました。

行き当たりばったりながら、いろんなかたとお話したり、思わぬ発見があったり、あれこれ刺激をうけて、たっぷり充電できたオフでした。もっと上手に時間を使って、旅する機会も増やさなきゃ、たまには他所の空気にも触れなきゃと改めて実感したのでした。

相変わらず、やりたいことは増える一方・・・。ま、ぼちぼちいこう、そうしよう!

投稿者 sunameri : 2008年12月19日 23:53

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