« 北京風ゴーティエ(鍋貼) | メイン | 盛岡ワンディトリップ(その2) »

盛岡ワンディトリップ(その1)

日本在来種みつばちの会の総会に出席するために盛岡へ。?年ぶりの盛岡、那須から新幹線で行くのも結構遠く、最終の新幹線で帰ってくるにはだいぶはやめに切り上げないといけない・・・ということで、往復深夜バスで強行突破!(体力的にどうなんだろうという不安はさておき、と。)

23:59池袋発のドリーム号にて盛岡に向けて出発。バスが発車するとしばらくして消灯。予定では、気がついたら盛岡到着!だったのだけれど、途中で背中やおしりが痛くなり、熟睡できず。若い頃はスキーバス、がんがん乗って、ばんばん遊んでたんだけどなぁ(遠い目)。

朝7時少し前に盛岡に到着。世の中が動きだすまでコーヒーショップでだらだら過ごすという案もあったのだけれど、せっかくなので、タクシーに乗って朝市へゴー!

神子田(みこた)朝市

神子田(みこた)朝市
月曜日を除く毎日朝5:00~8:00頃まで。Tel:019-652-1721

盛岡駅からタクシーで10分ほど、ちょうど¥1,000でした。住宅街の中に突然市場が現れ、びっくり!タクシーの運転手さんも仕事明けにここに朝ごはんを食べにきたりもするそう。

おじいちゃんやおばあちゃんがストーブにあたりながら、いかにも畑でとってきた感じの野菜を売っていたり、お総菜や乾物のお店があったりと、素朴な朝市です。

朝ごはんは市場の中にある食堂で「みよちゃんラーメン」(400円)。

みよちゃんラーメン

かわいらしい、小さなおばあちゃんが"みよちゃん"のようで、「焼き鳥丼もおいしいんだよー」と焼き鳥を焼いていました。なつかしい味わいのラーメンにほっこり。

ちょっぴりお買い物をして、タクシーにお迎えにきてもらって再び駅へ。コーヒーショップで一服。花巻まで足を伸ばそうかとも思ったのだけれど、総会が3時からなので、のんびり市内観光することに。

小雨がお昼過ぎから雪にかわる中、歩いたり、でんでん虫号に乗ったりして、廻ったところはこちら。

南部古代型染元 蛭子屋南部古代型染元 蛭子屋 
(有)小野染彩所

2階が資料館になっていて、300年前のものという古いお雛様が展示されていました。型を使った染め物は気の遠くなるような工程を経て完成へ。お店にあったのれん、うっとりするほど素敵でした。

光原社

宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」を発刊し、社名も賢治によって名付けられたという光原社。全国各地の民芸品がそろう雰囲気あるお店。可否館でカフェオレをいただき、ほっとひといき。

うるみ工芸

昔から良質の漆に恵まれ1200年!もの歴史があるとされる浄法寺塗を扱う漆器屋さん。あれこれ欲しくなったものの、上塗りだけで13回と気の遠くなるような工程を経てできるものだけにそうそう気軽には買えないお値段。悩みに悩んで手塩皿を2枚連れて帰ることに。ふだんに、大事に使うつもり。

白龍(パイロン)

白龍のじゃじゃ麺

盛岡といったらじゃじゃ麺!ということで、元祖と呼ばれる白龍(パイロン)さんに。もちもちのおうどん?に胡麻のはいったお味噌、ごろごろきゅうりとねぎとしょうがの乗ったお皿がどーんとでてきます。周りの人を見習って、激しくかき混ぜ、ひとくち。むぅぅ、独特な味わい。後先考えずにラー油とにんにくをトッピング、あとひきなおいしさでした。もちろん、〆のちいたんたん(たまごスープ)もいただいてきました。

釜定

中津川のほとり、ござ九の斜め向かいにある南部鉄器の工房・お店。ギャラリーのような店内には、鉄瓶やお鍋、かわいらしい小物もたくさん並んでいます。洋鍋(中)と小鳥のオーナメントをお土産に。往復深夜バスでがんばるんだからお土産くらいいいよねぇとか自分に言い聞かせつつのお買い物(笑)。

ござ九

古くからの商家であったという木造の古い建物は通りからも、中津川沿いからも、それぞれに風情のある姿。現在も「古き良き生活雑貨を扱う」お店で、ざるやかご、たわしなどが販売されています。

深沢紅子野の花美術館

中津川沿いにある小さな美術館。ふらりと立ち寄ったのだけれど、たまたまやっていた「深沢省三・紅子 本のしごと展」が本の挿絵・装丁画などの展示を見ることができ、昔の絵本など興味深いものもたくさんありました。ミュージアムショップで買った館長さんのエッセイも楽しみ。

鮭の赤ちゃん放流会

雪がちらつくなか、中津川の川べりに白鳥を見つけて写真を撮っていたら、向こう岸にだんだん人が集まってきました。

白鳥

のぼりが立ったり、音楽が流れてきたり、続々と子供たちが集まってくるのを見ていたら、そのまま通り過ぎることができなくなり・・・

鮭の赤ちゃん

鮭の赤ちゃんの放流会、飛び入りで参加してきちゃいましたー。

野の花美術館にも空っぽの水槽があって、いくらから放流できる稚魚にまで育てていたという展示がされていました。地元のボランティアを中心に毎年行われているイベントなのだそう。

中津川には白鳥だけでなく、鴨もあちこちにいたので、放流された稚魚たち、あっという間に食べられちゃうのもいるはず。それでも、川を下って、太平洋にでて、何年か後にまたこの中津川に戻ってくるなんて、ちょっと感動しちゃうなぁ。

と、しばらく川べりで遊んでいたら、すっかり身体も冷え冷えに・・・ちょっと一服しよう。

クラムボン

小さなお店にコーヒー豆がずらり。一瞬、コーヒー豆を買うだけのお店なのかと思ったほど。お客さんがいっぱいだったのだけれど、運良くカウンターに席があって、ブレンドとプリンをいただきました。家の近くにこんなお店があったらしあわせだな、とじんわり。ひといきついて総会の会場となる北ホテルへ。

盛岡ワンディトリップ(その2)に続く・・・

投稿者 sunameri : 2009年03月14日 23:58

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sunameri.com/bukubuku/cgi/mt/mt-tb.cgi/815