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梅仕事

注文していた青梅の準備ができたという連絡をいただき、天宮農園さんへ。あいにくざんざん降りの雨の中の訪問となってしまったのだけれど、昔ながらの大きな農家、敷地をぐるりと取り巻く果樹園の風景はうっとりするほどきれいでした。

で、いただいてきた青梅5kg、ぷっくりと大きくて、とってもおいしそう!

砂糖漬け用の梅に塩をまぶしたもの 梅酒2種(焼酎ベースとブランデーベース

夕ごはんの後、梅仕事をスタート。今年は彼からのリクエストで梅酒にも挑戦することに。で、今日仕込みが終わったのは、

・梅酒2種類(焼酎ベース、ブランデーベース)
・はちみつ漬け(福島産とちみつをたっぷり!)
・梅煮2種類(ビール煮、はちみつ煮)

明日は、

・さとう漬け
・コンポート

を仕上げる予定です。(備忘録としてレシピをメモしました。興味のある方は、続きを読む・・・のごはんメモの下をご覧ください。)

梅煮はがまんできずに(笑)ちょっぴり味見をしたけれど、基本的にはしばらく置いたほうが味がなじんでおいしくなるものばかり。おいしくなーれ、おいしくなーれと呪文をかけながら、今年の夏から来年にかけてのおやつを大事に大事に育てていきます(笑)。

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ごはんメモ

< 今日の夕ごはん >

おばキューの炒めもの、じゃがいもの煮物、間引きにんじんの葉っぱのおひたし、きゃべつのたまり漬け、五穀米、わかめのおみそ汁

*祖父母の家の庭の畑に植えられているきゅうり、私の腕くらいのおばけぶり。皮をむいて、種をとっていただきます。さすがに1本は食べきれないので、半分はまた明日。
*じゃがいもはお友達からのいただきもの。ふと考えてみると、買ってきた食材は数えられるほど。ほとんどがいただきものの食卓。とってもありがたいです。ごちそうさま。


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今年の梅仕事の備忘録

◆梅酒(2種類)

梅・・・各440g(大きめの梅を11個)
氷砂糖・・・各180g
焼酎(35度) / ブランデー(40度)・・・各550cc前後
*通常の分量よりも梅が多め、砂糖が少なめになってます。どんな梅酒になるかは・・・謎です(笑)。

1.梅はざっと洗い、2時間ほど水に浸してあくぬきをする。
2.熱湯消毒したガラス瓶に梅、氷砂糖を交互にいれて、最後に焼酎、ブランデーをそれぞれ加える。(1リットル瓶が満杯)
3.日の当たらないところで保管する。たまにやさしく瓶をふり、氷砂糖をとかす。3カ月くらいから飲めるように。

◆梅のビール煮

梅・・・840g
氷砂糖・・・670g
缶ビール・・・1缶

1.梅はざっと洗い、2時間ほど水に浸してあくぬきをする。
2.平らな鍋(ガラス耐熱鍋)に梅が重ならないように並べて、氷砂糖をのせ、缶ビールを注ぐ。
3.ごく弱火にかけ、あくがでてきたらこまめにすくいとる。
4.15分ほど煮たら火をとめ、タッパーなどにそっと移してできあがり。冷蔵庫で保管する。できたてでも食べられるけれど、数日おいたほうが味がなじんでおいしくなる。

◆はちみつ煮

梅・・・840g
はちみつ・・・500g
ブランデー・・・100cc

1.梅はへたをとり良く洗い、熱消毒した刺繍針で20ヵ所ほど皮に穴を開ける。
2.大きな鍋にたっぷりの水と梅を入れて、中火にかけ、やさしく手でかきまぜる。手がいれられなくなったらお湯をあけ、またたっぷりの水をいれて中火にかける。これを3回繰り返し、最後は水につけて、梅の粗熱をとる。
3.平らな鍋(ガラス耐熱鍋)に梅が重ならないように並べて、はちみつとブランデーを加えて、ごく弱火にかけて、30分ほど煮る。あくをとり、色が変わったら火を止める。
4.タッパーなどにそっと移してできあがり。冷蔵庫で保管する。できたてでも食べられるけれど、数日おいたほうが味がなじんでおいしくなる。

◆はちみつ漬け

梅・・・480g(大きめの12個。1L瓶に入る分だけ。)
はちみつ・・・約700g

1.梅はざっと洗い、2時間ほど水に浸してあくぬきをする。
2.フォークで皮に穴をあける。
3.熱湯消毒したガラス瓶に梅、はちみつを注ぐ。(1リットル瓶が満杯)
4.日の当たらないところで保管する。(半年~10カ月くらいたつとものすごくおいしくなる!)

◆コンポート

梅・・・820g
グラニュー糖・・・650g
ミントの葉・・・たっぷり

1.梅はへたをとり良く洗い、熱消毒した刺繍針で20ヵ所ほど皮に穴を開ける。
2.大きな鍋にたっぷりの水と梅を入れて、中火にかけ、やさしく手でかきまぜる。手がいれられなくなったらお湯をあけ、またたっぷりの水をいれて中火にかける。これを3回繰り返し、最後は水につけて、梅の粗熱をとる。
3.水2カップ+200gのグラニュー糖でシロップを作り、さましておく。
4.平らな鍋(ガラス耐熱鍋)にシロップを入れ、梅が重ならないように並べて、残りのグラニュー糖(450g)とミントの葉をのせて、一晩置く。
5.キッチンペーパーをのせて落としぶたにし、ごく弱火にかけて、30分ほど煮る。あくをとり、色が変わったら火を止める。
6.タッパーなどにそっと移してできあがり。冷蔵庫で保管する。できたてでも食べられるけれど、数日おいたほうが味がなじんでおいしくなる。雑菌さえはいらなければ、長期保存もできるそう。

◆梅の砂糖漬け

梅・・・1200g
グラニュー糖・・・1kg前後
塩・・・50g前後
焼酎・・・大さじ2くらい

1.梅はざっと洗い、2時間ほど水に浸してあくぬきをする。
2.ボウルに焼酎をいれて、水気を切った梅をやさしく転がして、焼酎をまぶす。
3.梅1つずつにたっぷりの塩をまぶし、ざるにのせて、水分をぬく(3時間ほど置く)。
4.梅をざっと水洗いして、よく水気を切り、包丁で半分に割ってスプーンなどで種を取り除く。
5.熱湯消毒した瓶に、梅→グラニュー糖→梅→グラニュー糖の順番で入れる。表面に梅がでないようにグラニュー糖をたっぷりのせて、ふたをする。
6.日の当たらないところで保管する。グラニュー糖が完全にとける頃(1~2カ月くらい)には食べられるけれど、半年~1年くらいおいたほうが味が馴染んでおいしい。

*砂糖は黒糖やきび糖を使ってもよいのだけれど、色が悪くなってしまいます。氷砂糖やグラニュー糖のほうが梅の風味もより楽しめます。
*いずれも時間をおいたほうが味が馴染んでおいしくなるものの、雑菌がはいるとカビがでたりします。いただくときはきれいなスプーンで取り出すように!梅煮(ビール煮、はちみつ煮、コンポート)は冷蔵庫で保存します。
*うちに遊びに来て「梅食べたい!」と主張してくれれば、ご馳走します(笑)。

投稿者 sunameri : 2009年06月22日 23:40

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コメント

すなちゃーん!梅酒の量が少な過ぎですー!550CCじゃ、あっという間に無くなっちゃうよー。せめて一升漬けないと…。ちょっと漬けるより一升くらい漬けた方が美味しいんだよ。梅酒用の瓶とかに入ってる説明書には三ヶ月くらいから飲めるって書いてあるけど、最低3年待ったほうがずっと美味しいです。出来れば5年待ったほうが…です。
梅漬けのオススメは、米酢・氷砂糖・梅でつける梅酢。6月に漬ければ8月には飲めます。お盆の夏バテを我が家はこれで乗り切ります。

投稿者 あや : 2009年06月23日 12:35

あやちゃん、さっそくコメントありがとう!

梅酒作って欲しい!というヒトがいたので作ってはみたのだけれど、実際飲むかどうかわからないので、だいぶ弱気な分量で作ったのでした(笑)。

3年とか、5年とか、気が遠くなるねぇ。でも、うちの梅干しも3年経ったら、突然ものすごくおいしくなりました。梅って本当におもしろいよねぇ。

梅サワー!おいしそう!作ってみます~。

投稿者 sunameri : 2009年06月23日 13:04