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とちぎ食の安全・安心推進会議

公募委員に採用されて、県庁で開催される「とちぎ食の安全・安心推進会議」に出席してきました。

私を含めて2名の公募委員の他、20名ほどの有識者、専門家の方々と関連の県職員が数十名ほど、とても大きな会議でした。

とちぎ食の安全・安心推進会議
http://www.pref.tochigi.lg.jp/life/shokuseikatsu/anzen/council.html

今日の議事は「クローン技術を利用した食品の安全について」ということで、内閣府食品安全委員会の専門官の方から、クローン技術で生まれた牛(や豚)を食用とすることについての安全性の評価についてのプレゼンテーションがあり、その後、質疑応答、意見交換が行われました。

プレゼンテーションはとてもわかりやすく、その後の質疑応答や意見交換も活発で、本当にいろいろな意見を伺うことができ、そのいずれもがとても興味深い内容でした。

一般的に、行政が安全だと判断したものについては、それを受け入れるか、受け入れないかは消費者である私たちにゆだねられているわけで、今日のような議論がお肉やさんの店先やスーパーで自然にかわされるようになるのが理想なのかな、と思いました。

えーそんなのムリ!と思うかもしれないけれど、今、私たちが食べているものの多くは、私たちがイメージしていることとはだいぶかけ離れた作り方、育て方をしているのが実情のはず。だから、私たちが考えてもみなかったような事件、事故が起きてしまうのだと思います。逆に、実情を知れば、どういう間違いが起こりうるのかということもある程度は予想できるようになるし、どこまでOKとするかの判断も、より適切にできるようになるのんじゃないかと思ってます。

今、私たちがいただいているお肉が、実際にどんな風に育てられているのかをきちんと理解していない限り、その先にあるものを判断するのはより難しくなります。まずは、牛や豚や鶏たちがどんな環境で生まれ、育ち、お肉になるのか、ちゃんと目を向けるのが始めの一歩じゃないかと思っています。

正直なところ、行政機関のサイトってほとんどみたことがなかったのだけれど(汗)、もう少しきちんと勉強しなきゃと反省。クローン技術について興味のある方はぜひご覧を~。

内閣府食品安全委員会
>> 体細胞クローン動物に関する状況について

農林水産省
>> 体細胞クローン技術の取扱いに係る対応方針について

厚生労働省
>> 「体細胞クローン技術を用いて産出された牛及び豚並びにそれらの後代に由来する食品の安全性について」に係る食品安全委員会からの答申について

投稿者 sunameri : 2009年07月28日 23:49

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