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「エコ罪びと」の告白

今週の東京往復のお供は「「エコ罪びと」の告白」。

「エコ罪びと」の告白
「エコ罪びと」の告白」フレッド・ピアス(著)、酒井泰介(翻訳)

自分の暮らしを支えている現実をひもといていく、というアプローチは私自身の関心にすごく近くて、「べき論」だらけの環境本?よりもだんぜんしっくりきて、夢中になって読んでしまいました。Amazonでも「よく一緒に購入されている商品 」になっているけれど、エリザベス・ロイトの「追跡!私の「ごみ」―捨てられたモノはどこへ行くのか? 」と著者がとっているスタンスが近いように思いました。セットで読むとより楽しめると思います。

結婚指輪からスタートして、携帯電話やTシャツ、食料品と、どれもが私自身の暮らしにも身近なものばかり。これらが作られるルートをたどり、彼が現地に出向いて見てきたことは、できれば知りたくなかった・・・と思うようなこともたくさんあるのだけれど、自分の犯している「罪」を知らないでいることもまた「罪」じゃないかと。

どう考えても「自分は当事者じゃない」とは言えない現実に気持ちが重くなる一方で、どうにも救いようがないというわけでもなさそう・・・と思えたのが救いでした。

環境問題については、考えれば考えるほどなにがよくって、なにがよくないのかわからなくなるし、少なくとも今の私の暮らしは自給自足も地産地消も残念ながら全然無理。だからといって、バブルの頃みたいにじゃんじゃか消費して、いらなくなったものは処分して、というのも今はもうできず。どこかに自分なりの落としどころを見出していくしかありません。

事実を知る努力をすること。そして、どんな状況でも希望を見出し、行動を起こしていくことが、今、私たちが求められていることなんじゃないかと思います。

ユーモアたっぷりの文章は軽く読めて、でも、立ち止まってじっくり考えてみたくなる話も盛りだくさんな一冊。こういう本、大好き!

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ごはんメモ

< 今日の夕ごはん >

ズッキーニのグリル、ピーマンのおひたし、なすとわかめのおみそ汁、トマタコごはんのおにぎり

*わーっと仕事をしていてはっと気付いたら22時過ぎ・・・軽めの夕ごはんにしておきました。明日はおなかがすいて目が覚めるな、きっと(笑)。

投稿者 sunameri : 2009年09月03日 23:00

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