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食堂かたつむり
昨日、地元の本屋さんで平積みになっていた文庫本がたまたま目にとまり、最初の数ページをぱらり。ヒロインの元恋人がインド人だったという設定にびっくり。
お料理モノということで映画のほうが前から気になっていて、あらすじをチェックしていたのだけれど、思いもよらない原作の書きだしに興味をそそられ、文庫本を手にレジに向かったのでした。
「食堂かたつむり」小川糸(著)
昨夜寝る前にちょこっと続きを・・・と読み始めたところ、ほぇぇ、そうきちゃうわけ~?!という展開に止まらなくなり、結局一気読み。後半の豚さんのくだりはもう、勢いにのまれ、あっけにとられてしまいました。
メリーゴーランドに乗ったつもりが、絶叫マシンだった・・・みたいな放心感。
(だいぶ面白いものにぶつかっちゃったなぁ)というのが正直な感想でした。
食の本質にぐぐっと迫っているような、でも、ほわほわとあまい綿菓子にくるまれているような、きっと読むヒトの気持ちの在り方次第で、作品から受ける印象も全く違ってしまうはず。
映画のほうも、原作を読む前とはまた別の意味で気になるなぁ。ただただほわほわと描かれていたらがっかりしちゃうだろうし、ぐぐっとリアルに描かれていたら怖いような気もするし。
「食」というものがいかようにも描かれるということに興味をそそられる一方で、知らない間にいけないことをしちゃってるようなちくちくした感じもして・・・なんだか落ち着かない感じ。
おそるべし、かたつむりです(笑)。
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ごはんメモ
<今日の夕ごはん>
キムチうどん、厚揚げのゆずみそ田楽、大根の甘酢漬け、野沢菜漬け、いよかん
*おとといのキムチのスープ、雑炊にしようか、おうどんにしようか、迷いに迷って(笑)おうどんに。いただきものの乾麺が期待以上においしく、にっこりつるつるいただきました。
投稿者 sunameri : 2010年02月15日 19:57
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コメント
文庫本、先日買ってまだ読んでないですが美味しそうな料理が出てきそうなストーリーなのかな?映画の前にと購入しました。
話は逸れますがこどもクッキングの影響をもろに受けて、今夜は白菜と豚バラの蒸し煮、昨日はどんこで粕汁を作ってみましたが身がボロボロになり骨は細かいしで、やはり鮭だねという結論になりました…。
マネっこして、かんずりを買いましたが美味しい!和食に合いますね~!
投稿者 サカイ : 2010年02月15日 23:46
サカイさん、こんにちはー。
インド人の彼氏がいたってことは、インド料理もいろいろでてきたりするのかなぁ・・・とか、私もお料理への期待大で本を読んだのですが、お料理自体の描写は案外さらりとしていて、ほぇぇ、そうなんだーという感じでした。
でもねぇ、後半の展開はかなり面白いというか、すごくって、ワォ!とちょっと興奮気味に。映画の宣伝とかはほんわか系な感じだけれど、原作を読む限り、ほんわか系とは思えないなぁ。うふふ、楽しみに読んでください~。
お料理、さっそく作ってもらってうれしいです!粕汁ははくさい、さといも、油揚げという組み合わせも好きです。それにしても、どんこなんて、スーパーで売ってるの???どんこが登場したことに、ちょっとびっくりです(笑)。
投稿者 sunameri : 2010年02月16日 10:47
こんばんは~
こちらを読んで映画観てきちゃいましたよ~
ほんわり感を残しつつ食も愛も感じる作品でした。
がっかりはしないと思います。
あ、まだ原作は読んでません。
投稿者 blackberrybush : 2010年02月20日 02:46
blackberrybushさん、こんばんは!
わー、さっそく映画をご覧になったんですかー。
この作品も那須の映画館に来てくれるといいんだけどなぁ。
投稿者 sunameri : 2010年02月20日 22:54