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いわきで炊き出し

いわきに炊き出しに行くという那須の仲間に声をかけてもらい、同行させてもらいました。

行き先はいわき勿来インター近くにある南の森スポーツセンター内の南部アリーナ。津波でご自宅が半壊になった方が多くいらっしゃる避難所とのこと。60名強の方が寝泊りされているものの、日中は自宅の片付けに出かけられている方が多く、我々が炊き出しをした日中に避難所にいらっしゃった方は30名ほどでした。

玄関前の駐車場でおもちつきをして、つきたてのおもちと野菜たっぷりの豚汁を避難されているみなさんに食べていただきながら、避難生活のことなどいろんなお話を伺ってきました。

食事については、3食あたたかいおにぎりが届き、缶詰やおみそ汁などがついたり、日によっては炊き出しがあったりという状況とのこと。日常品についても、救援物資がかなりいきわたっており、十分ではないにせよ、なにかが足りなくて深刻な状況になっていると状況ではないそう。

そうは言っても不便な避難生活が1か月も続き、ストレスがたまっている方も多い様子。私たちがお話を伺っていても、時折感情的になってしまう方もいたほど。行き場のない気持ちが行政への不満、不信に向かっている部分もあるのかな、と思う場面もありました。

夕方避難所に戻ってくる方の分のおもちや豚汁を施設の方に預け、次はいわき市役所へ。南部アリーナから市役所まで25kmほどの距離があり、車もそこそこ混んでいたこともあり移動に1時間弱・・・いわき市、大き過ぎ(-_-)。

いわき市役所 → いわき市文化センター(4F)災害対策本部 → いわき平競輪場(救援物資担当) と周り、いわき市内の避難所の状況や救援物資の扱いについて話を伺ってきました。

< 下記の情報は4/11に私たちが伺ってきたお話をまとめたものです。状況に応じて変わってくることも多いと思います。支援等のアクションを起こす場合は必ずご自身で直近の状況を確認いただきますようお願いいたします。 >

・いわき市内に約40か所の避難所があり、市内の方だけでなく津波の被害を受けた方、原発の影響で避難を余儀なくされた方など市外の方もたくさんいらっしゃるとのこと。(いわき市内の避難所の状況:いわき市ホームページより)

・避難所にいらっしゃる方の食事については3食あたたかいおにぎり+缶詰などを提供。毎日ではないものの、豚汁やカレーなどの炊き出し、差し入れがあることも。
*炊き出しについては、事前に災害対策本部に連絡をして、いつ、どの避難所に、なにを、何人分用意できるのかについての相談が必要。(平地区:0246-25-0549、その他の地域については各地区災害対策本部の連絡先に照会のこと)

・全国から寄せられた救援物資は平競輪場で保管(食品から日常品まで量的にもかなりあるとのこと)。いわき市が委託をして、仕分、配送は日通が対応している。
*いわき市に救援物資を送りたい人は救援物資担当(0246-21-1190/1193)に事前確認してから送付ください。
*救援物資を必要とされている方は、災害対策本部(平地区:0246-25-0549、その他の地域については各地区災害対策本部の連絡先に照会のこと)に連絡をして、市の許可をもらう必要があるとのこと。市の許可が得られれば、平競輪場から避難所に発送、または、平競輪場で直接引き渡ししてくれるそう。

・炊き出し以外のボランティアについては、いわき市社会福祉センター内ボランティア関係窓口(0246-22-1221)に問い合わせを。

ちなみに、私たちが那須から炊き出しに伺う際も、事前に許可を得れば、平競輪場に届いている食材(調味料、時折食材も届いているそう)や資材(割りばしや器など)を使わせていただくことも可能、とのことでした。

ということで、あちこちでしつこく話を伺い、なんとなく状況が見えてきました。那須の炊き出し隊とも相談して、週に1回でも、10日に1回でも、避難所を周っていけたらと思っています。

やっぱりねぇ、現地にいってみないとわからないことだらけです。そして、しつこく聞いてみないとわからないこともいっぱい。

そして、まだまだこれからだということも痛感。

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ごはんメモ

< 今日の夕ごはん >

納豆もち、お茶

*炊き出しのおもちを1パックお土産にいただいてきました。なんと納豆も手作り!の納豆もち。おいしくいただきました。

投稿者 sunameri : 2011年04月11日 20:34

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