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大きな宿題

町の保健センターにこどもクッキングの営業にいった折、離乳食や介護食についてのニーズが高い、というお話を伺い、自分なりに勉強を始めました。

離乳食については、こどもクッキングつながりで多少はイメージがあったのだけど、介護食については、完全に未知の世界。結構重たいテーマなのだけれど、将来自分にも関わってくることだし、ちゃんと勉強しとかなきゃ、と思っていました。

で、夕方、母からの電話。

このところ祖母の認知症が急速に進んでおり、数日前に誤飲をしてしまったそう。大事には至らなかったのだけれど、施設からは今後の対応等家族の意思確認を求められたとのこと。途中、涙声の母に、私は励ますことしかできなくて、そんな自分がちょっと情けなくなりました。
そして、せっかくお料理のシゴトをしているのに、おばあちゃんの食事のこと、そんなに深刻だったなんて気付かなかった自分にがっかり。

おじいちゃん、おばあちゃんに対して、今の私にできるのは会いにいくことだけ。だけど、介護食のことは、ちゃんと勉強しなきゃ、と改めて思いました。当たり前のことだけど、「食」は生まれてから死ぬまでずっと向き合っていかなきゃいけないこと。大事なこと、おばあちゃんが教えてくれてるんじゃないかと思ってます。大きな宿題だけど、時間がかかっても、私なりの答えをみつけていかなきゃ、と思ってます。

投稿者 sunameri : 2006年10月18日 22:06

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コメント

肥満文明?の昨今、料理や食材に対する視点が逆にむいている点が気になるわなも。(例えばどうしたらヤセルか!)
わしらのガキ時代も。そしていまの途上国も・・いってしまえば、みんな肥えることを願って努力!。かっての人間はもちろん、すべての動物はそう。(故に、あかちゃんコンクルールといえば体重測定を競っていた歴史を我が国も)

十分に食べられる人たちに、そそがれる食材や料理へのエネルギーが、まともに食べられないおとより、途上国の人たちに・・
ほんと、「おばあちゃん」は身をもってそのことを教えてくれたんだなあ・・・・さらに、そのことを汲むスナメリ・メール。
わし、おおきく頷きながら読ませてもらいましたわ。

投稿者 敬助 : 2006年10月20日 08:38

おばあちゃん良くなるといいですね、わたしも96歳の祖母が静岡の施設にいて年に1、2回子供と会いに行きます。スナメリさんのブログを拝見するようになって大事な事だと気づき実行しています。
おばあちゃんにしても、親にしても目を閉じて子供の頃から「してもらった事」「してあげた事」を考えると「してもらった事」の多いこと多いこと、そんなしてもらった事をこれからは大事に、感謝して、出来るだけ会いに行きたいと思います。

投稿者 ike.p : 2006年10月20日 20:18

敬助さん、こんばんは。
私も肥満文明を担う(汗)ひとりとして、これからの自分たちの「食」をちゃんと考えなきゃいけないなぁ、と思ってます。
ごちそうたくさん食べて、ダイエットしなきゃー、というの、やっぱり不健全というか、不自然と思います。それくらいなら、平安時代みたいに、「豊満さいこー」ってなればいいのになぁ、とか。(あれ?論点が・・・)

投稿者 sunameri : 2006年10月22日 18:29

ike.pさま、こんばんは。コメント、どもです。

今日はおじいちゃん、おばあちゃんに会いにいってきました。
心配していたおばあちゃんも思っていたよりもずっと元気で
ほっとしました。

私がおばあちゃんのところに行ったとき、ちょうど看護婦さん
が検診に来ていたのですが、おばあちゃんが看護婦さんに、

「もうちょっと一緒にいてもらえないかなぁ。心細いんだけど。」

と言ってました。看護婦さんが、

「今、お孫さんが来てますよー。よかったねぇ。」

と言ってくださったのですが、なんだか切ない気持ちで胸が
いっぱいになりました。

仕事で忙しいなんて言い訳、ぜんぜんだめじゃん、と自分を
叱りながらの帰り道でした。

投稿者 sunameri : 2006年10月22日 18:35