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慈しみ

今日は地元でのこどもクッキング。参加者も少なめだったので、のんびり、じっくり、お子さんたちとお料理を楽しむことができました。

いもがら

いもがらを戻して、煮て、切って、おみそ汁に。お子さんが喜んで食べるような食材ではないのだけれど、みんな興味津々、おみそ汁もきれいに食べてくれたこと、とても嬉しかったのでした。

レッスンでは、とにかくお子さんがのびのびと楽しめるようにと進めているものの、1つだけしつこくいい続けているのが、

「やさしく、そっとね。」

という言葉。どんな食材も丁寧に扱われたら悪い気はしないだろうし、きっとおいしくなってくれるはず。お子さんたちの食材に対する眼差しに「慈しみ」を感じるとき、自分自身が誰かに優しく抱きしめられてるような、あたたかな、しあわせな気持ちになります。

これから自分がいただくもの、実は自分の命を預ける相手でもあるはず。自分がいただくものを大切に思う気持ちがきちんと育てば、自分の周りの人をきちんと愛することができるようになるはずだし、自分自身のことも大事にできるはず。月1回のレッスンで、私がお子さんたちに伝えられることはほんの小さなことだけれど、彼らが、なにかを感じるきっかけ作りができていたらいいなぁ、と思っています。

実は参加者がなかなか集まらずここ数日は気持ちもちょっと萎えていたのだけれど、参加者が少ないからこそ、ふだんのレッスンでは見えなかったことに気付くことができました。毎回、それぞれに、私自身気付かされることだらけのこどもクッキングです。

投稿者 sunameri : 2007年10月07日 23:51

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