給食の話(続編)
「おいしいものを食べないと、おいしくないものがわからない。」
と思うのです。
ここで言ってるおいしいものは、有名シェフが作るなんとかではなくって、炊きたてのごはんだったり、とれたての青菜で作ったおひたしだったり、新鮮なお魚の塩焼きだったり、そういうふつうのごはん、ふつうにおいしいものの話。
私は小学校4年生の終わりに転校をしたのだけれど、前の学校は調理員さんが学校の給食室で作る自校給食、新しい学校はセンター給食に。もう学校に行くのがいやになるほどの差。
30年経った今でも「なんだーこのマズイ給食は???」という衝撃をはっきり覚えています。
転校生は友達に
「給食まずくない?」
と聞きまくったのだけれど、
「そうかなぁ」
とつれない返事ばかり。狐につままれたような気持ちでした。仕方ないので、母親にぶーぶー愚痴って気を晴らしてました。
今では、4年間だけでもおいしい給食を食べられたことをラッキーだったと思っています(2年間分は損したと根に持ってるけど。笑)。
先日、小さなお子さんのいるお母さんから興味深い話を聞きました。
「なるべく手作りのおやつをあげるようにしているけれど、それだけで足りないときはスナック菓子もあげるの。そうすると、子どもたちは目の色を変えて喜ぶんだけど、なかなか満足できないみたいでずーっと食べ続けてるんだよねぇ。」
まさに、わが意を得たり!
子どもたちが、心を満たすおいしさがどんなものかちゃんと理解できるように、ふつうにおいしいものを食べさせるのは大人の大事な役割だと思う。お母さんだけに押し付けないで、社会として果たすべき義務だと思う。
5年かかるか10年かかるかわからないけれど、地元の学校給食(幼稚園・保育園も!)を日本一にしたい。sunameriの遥かなる野望シリーズです(笑)。
投稿者 sunameri : 2011年02月25日 22:28
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