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給食の話

私が学校給食にこだわっているのを知っているお友達が、地元の幼稚園の給食(週3回給食、2回はお弁当だそう)の2年分の献立表をくれました。

ぱっとみた感じは和食も多くていい感じなのだけれど、あれ?おや?と疑問がどんどん増えてきて、最後は、みかけだおしじゃんけーーーっと怒り心頭(や、そこまでは熱くならないけど。笑)。育ちざかりの子供たちが食べる給食としては・・・なものでした。

献立表をもらったときに、その幼稚園に通っているお子さんが何人かいて、

「給食にいつもでてくるフルーツってなに?」

と聞いたら、

「缶詰のみかんでしょ、缶詰のパイナップルでしょ、あとは小さなゼリー!」

という答え。

「うさぎさんのリンゴとかでてこないの?自分で皮をむいて食べるみかんとかは?」

と聞くと、

「ない!ない!(笑)3種類だけだよー(笑)」

って。その笑いはなんなの???

とにかく目につくのは、かにコロッケ、白身魚の竜田揚げ、エビカツ、エビフライとやたら揚げ物が多いこと。季節を問わずに登場するロールキャベツや煮込みハンバーグも含めて、冷食だよねぇ。

つまり、主菜のほとんどが冷食(と推測される)ってこと。

おひたしとかサラダが頻繁に出てくるのだけれど、よーくみると、旬の野菜はどこ?状態。都会ならまだしも、こんなに野菜を作っている田舎で、どうして?

そんなうがった目でみていると、すべてが冷食、加工食品で作られているような気がしてきて・・・いや、そんなことないよね?ね?

ちなみに、前に友達からいただいた地元の小学校の給食の献立表はもっとすごくて、「みそラーメンにりんごパン」みたいな日があったりして、腰を抜かしました(大げさ表現、その2。笑)。

いろいろ大人の事情があるにしても、その献立を提供しているひとたち、プロとして恥ずかしくないのかなぁ。

平成21年に改正された学校給食法の抜粋です。幼稚園は対象になってはいないけれど、「冷凍食品という食文化」を学ばせるため、なーんてことないよねぇ?(あくまでも推測なので、冷食使っていなかったらごめんなさい。というか、冷食使わずにこの献立だったら、すごいです。でも、欲をいえば、そのエネルギーをもうちょっと別の方向に生かしてほしいです。)

(学校給食の目標)

第二条  

学校給食を実施するに当たつては、義務教育諸学校における教育の目的を実現するために、次に掲げる目標が達成されるよう努めなければならない。

一 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。

二 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。

三 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。

四 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。

五 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。

六 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。

七 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。


エビカツはどの項目に該当するんじゃーーーっ。(エビカツに恨みはないけど。笑)

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ごはんメモ

< 今日の夕ごはん >

だいこんと豚ばら肉の煮もの、かき菜の蒸し炒め、トマトのサラダ、梅の香ひじき、はくさいのみそスープ、黒米入りごはん、梅ゼリー、三年番茶

*だいこんと豚バラ肉の煮ものをごはんにかけて、どんぶり風にいただきました。冬の大好物のひとつ。
*昨日の白菜のミルクスープが少し残っていたので、かつおだしとおみそを加えてみそスープに。おみそしるではなかったのでしたー。
*すごーくやりたいのは地産地消給食。冬は白菜と大根のお料理ばかりでいいと思う。ファミレスのメニューみたいなお料理を毎日並べるよりも、学ぶべきことはたくさんあるはず。っていうか、冷食だらけの給食で、学校の先生はこどもたちに対してなにを教えられるんだろう。謎だー。

投稿者 sunameri : 2011年02月24日 21:57

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