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典座さんの健康料理

典座(てんぞ)料理というのも最近気になっているもののひとつ。禅宗の寺院でお料理を作ることを修行のひとつとして行うひと、その役割が典座(てんぞ)。精進料理と呼ばれるお肉や卵を使わない野菜中心のお料理のいわばプロフェッショナル。そんな典座さんによる「食」のとらえかた、お料理レシピが紹介されています。

典座さんの健康料理
典座(てんぞ)さんの健康料理 禅宗700年 食の知恵」山崎紹耕(著)

「知過必改(ちかひっかい)」「歩歩是同乗(ほほこれどうじょう)」「看脚下(かんきゃっか)」などの禅語に沿って語られる「食」のとらえかたは、いずれもシンプルで、日頃様々な情報に振り回されがちな私たちにもすっと納得できるお話ばかり。

健康のために何を食べるべきか?よりも、とにかく食べ過ぎない、少食にすることが一番という件には確かに!と思い、ちょっぴり反省。でも、腹八分だって結構難しいのに、理想は腹六分だそう!それはかなり厳しい修行だ・・・。

厳しい修行の期間中にふるまわれるおうどんの話、200人分もの里芋の煮付けをだめにしてしまった話など、あたたかくて、切なくて、読んでいて涙がでそうになりました。料理を任せられるという責任はお坊さんも、家庭の主婦も、レストランのシェフも、本質はきっと同じなのだと思いました。

「食」についていろいろ考えていくと、「生きていくこと」そのものにどんどん近づいていっちゃうように思えます。あまり頭でっかちにならないよう(笑)、作りながら、食べながら、自分なりの答えを見つけられたらいいなぁと思ってます。

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ごはんメモ

< 今日の夕ごはん >

クリームシチュー、間引き白菜といかとたまごのサラダ、アスパラのソテー、バケット、チーズ

*彼のリクエストにより久々のクリームシチュー。バターたっぷりのホワイトソース・・・も、たまにはいっか(笑)。

投稿者 sunameri : 2009年09月25日 22:28

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