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看取りの医者

新聞の書評欄でみかけて気になり、アマゾンで注文。届いた本のページをぱらっとめくったところでとまらなくなり、一気に読んでしまいました。

看取りの医者
看取りの医者」平野国美(著)

在宅医療を専門としたクリニックを立ち上げ、試行錯誤しつつ、あたたかでおだやかな終末医療をめざす平野医師がつづる実話9編。そのいずれもが痛々しいほどにリアル。

それぞれ施設で暮らしていた高齢の祖父母をおととし、去年と看取りました。老人介護の大変さを痛感し、介護施設の職員の方々の献身的な対応に感謝する一方で、施設・病院で迎える死について様々な思いが残りました。できることなら、自分の家族は最後の最後まで家で過ごせるようにしたいと強く強く思ったのでした。

どれだけ長生きしたかという"量"よりも、生きている間にどれだけ充実した時間を過ごせたかという"質"のほうが、送られる人にとっても、送るひとにとっても、きっと大事なことのはず。

最先端の医療を受けたいひと、親しいひとに見守られるなかで静かに最期を迎えたいひと、それぞれが自分の納得できる医療を受けられるようなしくみができるといいなと思っています。

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ごはんメモ

<今日の夕ごはん>

ぶり鍋(はくさい、えのき、ねぎ、ぶり)、クレソンのおひたし、ごぼう・れんこん・切り干し大根のきんぴら、自家製たくあん、あずき入り玄米、国産オレンジ

*煮魚やお魚のお鍋が大好きな彼。週末はお魚やさんに行くのが楽しみの1つです。今日はおいしそうなぶりがあったのでお鍋に。はくさい、えのき、ねぎを昆布だし、塩少々でコトコト煮た中にさっと湯通ししたぶつ切りのぶりを加え、火が通ったところでおしょうゆ少々。ポン酢とおろし生姜を添えていただきました。

投稿者 sunameri : 2010年02月06日 23:18

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