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一人の人間が生涯にやれること

希望は絶望のど真ん中に」に続いてむのたけじさんの本を読んでいます。

今日は地震から半年、そしてアメリカの9.11から10年。今、思っていること、願っていることを正確に表現できるコトバが見つからないので、むのさんの「詞集たいまつ」からの引用を。

一人の人間が生涯にやれることは、一つのことです。いろいろのことを器用にやってのけているように見える人でも、一つのことをさまざまの形でやっているのです。一つのことすらやりおおせないで朽ちていく私たちが、あまりに多いではありませんか。才能とか素質とかいわれるものの大小、高低にすこしばかりのちがいはあろうと、どんな人にだってその人でなければやれない仕事、その人にこそふさわしい仕事が、この地上に一つは必ず残されています。それに気づくことが出発です。その発見は鮮明な表現をとるより、「何となくそうしたい」とか「ひそかにねがう」とか、ごくつつましい形であらわれることが多いようです。ですから、道はきまっています。なんとしてもやりたいと自分でおもうこと、どうしても自分がやらねばならないとおもうこと、それを万難とたたかってもやりなさい。それがあなたの仕事です。


愛情いっぱいの家ごはんみたいなあったかなむのさんのコトバを、ムシャムシャと食べています。血となり、肉となっていくのを実感できるコトバの力にうなりながら、もぐもぐ、もぐもぐ・・・。

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ごはんメモ

< 今日の夕ごはん >

ねぎと油揚げのおそば、夏野菜のグリル(なす、ふしみとうがらし、オクラ)、きゅうりのビール漬け、いちごミルク(食後に)

*さっぱり夕ごはん。今日のメインディッシュはきれいなお月様でしょう(うっとり)。

投稿者 sunameri : 2011年09月11日 19:47

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