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原発と建築家

先日、蔦屋書店で見つけてきた本のうちの一冊。ものすごく面白くて、一気に読んじゃった。


原発と建築家: 僕たちは何を設計できるのか。再生可能エネルギーの未来、新しい時代の建築を考えた。」竹内昌義(著・編集)、松隈洋(著)、後藤政志(著)、佐藤栄佐久 (著)、池田一昭(著)、清水精太(著)、林昌宏(著)、三浦秀一(著)、飯田哲也(著)

ある種タブーのような雰囲気をかもしだしている原発の問題が爽やかに語られているインタビュー集。

本屋さんにいくと、ついついチェックしにいっちゃう建築コーナーでふと目にとまり、連れ帰ったところ、原発事故直後、そもそも原発ってどんなん?の疑問をわかりやすく紐解いてくれた恩人(!)の後藤さん(去年の3月、4月頃は後藤さんの登場してる動画を見まくってたの)のお話もあるのに気付いてうれしさ倍増でした。

原発の問題を語るのにはエネルギー問題は避けて通れないこと。建築家に限らず、会社員も、食堂の店主も、家庭の主婦も、電気やガスのお世話になっていないひとなんていないはずなのに、エネルギーのことをちゃんと勉強しているひとが少なすぎると思う。「げーんぱーつはんたーい」が薄っぺらなコトバにならないように、それぞれが、きちんと勉強して、自分で考えなきゃいけないことがまだまだたくさんあると思う。

これから原発をどうしていくか?については反対派もいて、推進派もいて、どっちか決めかねてるひともいて、でいいと思う。みんなで考えて、気軽に話題にすることが大事と思う。そのためにも、こういう本がたくさんの人に読まれるようになったらいいのにな、と思う。

投稿者 sunameri : 2012年07月07日 23:35

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